混沌の始まり

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 世界樹。対をなす二つの守神……。  環境の変化、自然破壊により荒れた世界で、その周辺では唯一穏やかな時間が流れていた。 樹齢数千年の神木には慈悲深い精霊がやどり、世界の均衡を保つ。……しかし余りの荒廃の速さに世界樹周辺にしか力が及ばなくなっていた。  住みやすい環境に生き物が集まるのは自然な事。 しかし、荒れた世界での豊かな土壌は欲に目がくらんだ者にとってはただ金を生み出す道具に過ぎない。  そして愚かな権力者が目を付けた……。  世界樹の周りのオアシスに。
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