思い出満月

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「ったあぁ…!」 夢から覚めるどころの話じゃないよねこれ。 猛烈に痛む頬…。 「ゆ、夢じゃないのね…」 「ねてないよ」 何をしてるのか、理解できないって顔でアタシを見てるシルバ。 幻でも、夢でもない、現実に頭が痛くなってきた。 これは、もう、腹をくくるしかない。 某アニメのNびた君だって、未来からイキナリ来たDらえもんと超仲良しだし。 きっとアタシも仲良くやってけるはずだ! アタシは、ベットに腰を下ろすと、シルバにも座るよう促した。 「名前は、シルバ。オオカミ。えーと、修行だとか言ってたんだっけ」 とりあえず、聞いた情報を整理するために、声に出してみようの巻き。 「他は?」 シルバから聞いた話は、非現実的ながら、とてもリアルだった。 彼の話は、こうだ…。 シルバは、ニブルヘイムって国の住人で―…。 .
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