思い出満月

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二人が出てった部屋でアタシは、ベットの脇に正座し 目の前にある、美少年をまじまじと見つめた。 ……キレイ、だわ。 長い睫に、くすんだ灰色の髪。 布団から覗く整えられた四肢。 年は16,7ってとこかしら。 見れば、見るほど 見覚えがまったく無い。 考えても、穴があくほど見つめても答えが出ないので とりあえず、ご飯をたべることにした。 ハラガヘッテハイクサハデキヌ って、良く言うじゃない。 .
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