現金支払令

2/3

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
 子曰「やっぱりね、ふとした拍子にめかぶ食べちゃう女の子かわいい。あうあうこんなところで…どうしよう///みたいな。」  毬藻アナリストは石楠花を容赦なく鼻の穴に突き刺す文化を形成したのは、電子釜で小宇宙が誕生し、初期アンドロメダでわかめが跋扈し、たゆたうイモが遍く銀河を震撼させ、そこらのおっさんが味噌汁に飲み込まれ、単独行動主義者(ユニラテラリスト)と化したことに端を発するとしている。  ゲルマンの少女はソルビン酸を抱え、幻想空間に駆け付け、便器を舐めるそこらのおっさんが、第三部完と叫び乍ら、恍惚と便器を舐めつづける様を目撃し、ドアノブ取り外し囲い込み(エンクロージャー)を幾度となく繰り返し、躊躇なく、砂場の城山(アクロポリス)を崩落させる、賢者が中央線に飛び込み、突然貴族共和制の端倪を語り始める、一種の引き出物フェチの様な、ボルシチ信仰を確立。  暫しの膠着の後、男は少女の壷を激烈になめ回し、少女は恋に落ちるが、男にとっての少女は最早、不要な存在(酢豚パインアップル)、男はよもや禁忌(クランベリィ)とされる肥溜爆発を起こし、北海道で糞発電を冀う。  しかし、S字フックの需要低迷による、ビーフストロガノフのOGビーフ化に国民は嘆息しており、糞発電はジュンに否定された。  もはや、これでは沛公の虜と化した竹取の翁(ミヤツコ)の二の舞、また、イヤホンの接触不良により、左耳だけ聞こえなくなり、虐殺を企てたロベスピエールの二の舞だと、更に嘆息するが、強行派、ジャコバンが麻婆丼を作ってしまい、食べた味王が大阪城に車輪を生やし、桜の木をかじり尽くした為、糞発電は畢竟達成されることは無く、絶望した男の上腕三等筋を綿棒で突き倒した少女は、絶望し海沿いの岸壁から飛び降りる。  糞に生える一輪の石楠花。  スカトラーが石楠花を鼻の穴に刺し、躊躇なくほじくり回す理想郷では、遍く全ての人々をピエロとするのは容易であった。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加