13/28
前へ
/71ページ
次へ
「じゃ、姉ちゃん、俺先に行くな。学校遅れないようにしなよっ」 私たちの一部始終を笑ってみていた優希は、そう言い残し行ってしまった。 そういえばまだ言ってなかっただろう。私たちは近場の中学校に通っている。 優希は一年生、私たちは二年生である。 あれっ。まだ言うことある気がするけど……、忘れたから今はいいや。 「まあ、今は私達も急ごうよっ」 それもそうだ。時間もいいころだし、無駄にしていい時間は無いはずだ。 友里ちゃんの言葉に言われるがまま、私達も学校に足を運ぶことにした。
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

80人が本棚に入れています
本棚に追加