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でも、あれ? 「……まだ7時だよー?」 「もう7時57分よっ!」 亜季ちゃんからの返事はすぐに返ってきた。 不信に思い、ベッドの目覚ましに、再び目を向ける。 でも、やはりさっきと変わらず針は7時を指していた。 そう、さっきと全く変わらず。 ……あ、あれ? 「あれーっ!! 目覚まし、止まってるっ!」 「だから早くしなさいってのーっ!」 亜季ちゃんの声は、更に強くなっていた。……今頃きっと隣で友里ちゃんが笑っていることだろう。 急いで着替えを済ませ、私は階段を下った。
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