プロローグと序章なら序章の方がカッコいい

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教室に着くと一人の男子が話しかけてきた。 「よう、直樹。 朝からあんな可愛い彼女と一緒に登校とか羨ましい、リア充とか死んじゃえばいいのに。」 「リク…朝から五月蝿い」 こいつの名前は吉川陸斗(ヨシカワリクト) イケメンだ。黙っていれば結構イケメンだ。 悪い奴じゃないんだけど… 「友香は幼なじみだ、彼女じゃない」 「はぁ…、全く、こんな鈍感のどこが良いんだか…。」 いつになく深刻な顔してるリク、 非常に不本意だが、聞いてみることにする。 「リク…なにかあったのか…?」 「彼女が…出来ない…」 「くだらねぇ、本気にした俺に土下座しろ、そして死ね。」 「なっ…!こっちは真剣だぞ!」 「知るか、いつものことジャマイカ」 そう…リクはちょっとアレなのだ。 女の子にフられた回数は星の数より多いと噂もある程の猛者なのだ。
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