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猿が手に持った物が何か解った途端、秋也は目を見開いた。
「――――っ!」
(じゅ、銃!?)
「いい加減めぇ覚まさんかい!」
バァン!と大きな音が昼間のビーチに響き渡る。
秋也は硬直して動けなかった。
そして数秒後になってようやく頭が今起こったことの処理に追いついた。
(う、撃たれた……銃で、猿に、銃で撃たれた……俺が……銃で撃たれた!)
「うわあああああアアアっっっッッッ!」
「黙れっ!落ち着けぃ!右見てみ、われぇ!」
「あああああアアアァァッっっっっッッ!!…………え?」
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