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《???》
「・・・・!!・・・・ここは?」
俺は体を起こし、辺りを見回してみた。
灰色の空間。他は何もない。
ただ、居る。向こうに、一人だけ。見覚えがある。・・・あれって・・・!?
「兄・・ちゃん・・・!?」
「・・・・」
返事がない。ただの屍n・・・・・・ただ、俺をじっと見ている。
「俺だ…覚えてるか?・・・空牙だ…。」
「空牙…」
真剣な表情で俺の名前を呼ぶ。
昔と変わらない、懐かしい声。
すると、兄の体が透けていく。
「あっ、待ってくれ!まだ・・・」
途中で、兄は・・・消えた。
それと同時に俺の意識も飛んだ・・・。
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