異世界に

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結局先生に怒られた・・・。 コイツ恐いんだよなぁホント・・・。 《教室》 「おはよっ!井崎!」 「ん、あぁ、おはよう。」 「またあの夢?」 「・・・・・あぁ。」 実はこの夢は初めてではない。 兄が行方不明になって3か月たってから見始め、毎夜見ている。 しかも毎回見る度に段々夢の中での意識がはっきりしていっている。 「おーい、皆席着けー。授業始めっぞぉ。」 先生が来た。 後で考えるとするか。 ――――――― ――――― ――― ―― ― <昼休み> 「なぁ、あの夢の事、どう思ってる・・・?」 突然弁当を食べている友達が話し掛けてきた。 因みに友達の名前は一河 信爾[いちかわ しんじ]。幼なじみだ。 「えっ?どうって言われても・・・・・。」 俺は売店で買ったパンを食べている。 「実は、俺・・・・・・」 「何?」 「・・・・・・・・いや何でもない」 「・・・・・そう・・・・・」 昼休みの終わると同時に、授業が始まるチャイムが鳴る。 あの話でふと思ったこと、 何か、隠してる。 ―――――――――― ――――――― ――――― ――――
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