続いていく

7/9
423人が本棚に入れています
本棚に追加
/137ページ
帰る準備を済ませて、残るスタッフに挨拶をする。 遥がバックルームから店舗に出ると、丁度伸が店に入ってくる所だった。 レディス商品ばかり並ぶ店で居づらそうにする姿は、少しばかり滑稽だ。 「いらっしゃいませ、彼女に贈り物ですか?」 ふざけて声かけをすると、以外な程真剣な眼差しが向けられた。 「どしたの」 「あいつとまだ、なんか続いてんの?」 一瞬ピンと来なかったが、すぐに一喜と出くわしたのだろうと察した。 「まさか、仲直りしただけだよ!」
/137ページ

最初のコメントを投稿しよう!