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帰る準備を済ませて、残るスタッフに挨拶をする。
遥がバックルームから店舗に出ると、丁度伸が店に入ってくる所だった。
レディス商品ばかり並ぶ店で居づらそうにする姿は、少しばかり滑稽だ。
「いらっしゃいませ、彼女に贈り物ですか?」
ふざけて声かけをすると、以外な程真剣な眼差しが向けられた。
「どしたの」
「あいつとまだ、なんか続いてんの?」
一瞬ピンと来なかったが、すぐに一喜と出くわしたのだろうと察した。
「まさか、仲直りしただけだよ!」
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