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光の棒は蜘蛛の化け物めがけ一気に飛んでいく。蜘蛛も糸を吐き出し抵抗するが、何のあらがいもすることなく光の棒は蜘蛛を貫いた。
「ぐえっアアア!!」
蜘蛛の悲鳴と共に蜘蛛の体が光に包まれる。
蜘蛛は最後の抵抗のつもりだったのか、口から白い己の体液を少女に浴びせた。
しかし、その体液は何の意味も無く、やがて蜘蛛は光の中に消え浄化された。
少女の闘いを目の当たりにした男は。
「……如意棒って……まさか……?」
男はその単語を知っていた、昔読んだ、叉は読んでもらった本に出てくる主人公の武器の名前だったからだ。
恐る恐る少女の方へ目をやる。
「……終わったよ、約束通り……
何見てんの?」
男は少女をまじまじと見ていた。
少女は最初気付きはしていなかったが、やがて男が何を見ているかに気付く。
少女の衣服は破れ、下着が見え隠れし、更に蜘蛛に浴びせられた白く濁った液体を全身にかけられている。
一言で言うと、今の少女はとてつもなくエロい格好になっていた。
それに気付いた少女は顔を赤らめ、慌てて下着を隠そうとしては見たが、タイツ等も破れていたため、あまり意味は無かったようである。
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