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最後にドタバタとなりはしたが、無事にこの件は一件落着となる。
男も今から警察に向かうと約束しその場から立ち去った。
少女はと言うと。
「……どうやって帰ろう……」
半分べそでもかきそうな顔になっていた。
そんなとき……
ピリリリ……
少女の懐にある携帯電話がなった。
「はい……
……ああ、無事に終わったよ?
……今から島根?」
少女は驚いた様子で通話をしていたが、話をしていくうちに険しい表情へと変わる。
「……わかった、その代わりさ……
迎えに来て……着替えもって……」
時期はクリスマスシーズン、少女の今の格好で帰るのはとても厳しいものがあったようだ。
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