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特殊捜査課、警視庁が近年今回のように特殊なケースの事件を扱うために、新しく設立した課である。
現在、この課に所属しているのは、雑賀一人だけだが、実はもう一人刑事ではないが協力者がいるという。
静かだった海に、ヘリコプターの音が響き渡る。ヘリコプターは旅客機の上方にホバリングし、そこから一人飛び降りた。
飛び降りた場所に雑賀がすでにおり、その人物を出迎えた。
「遅い、遅刻だろ?」
飛び降りた人物はゆっくり立ち上がり。
「うるさいな、新宿から島根までいったいどんだけ時間かかると思ってんの?
だいたい、この服は何?着替え持ってこいとは言ったけど、これは無いでしょ?
それともあんたの趣味?」
「来てそうそううるせぇな、仕方ないだろそんとき手元にあった服が前に押収してたそれしかなかったんだ、
無いよりましだろ?我慢しとけ」
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