ACT 2

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「ちょっと桃馬、言い過ぎじゃない? 今喧嘩すると後々面倒でしょ?」 凍りついた場を何とかしようと、美月がフォローするが、雑賀はそんなことおかまいなしに。 「美月! お前は黙ってお前の仕事をしてろ!」 雑賀の暴言にとっくに我慢の限界を超えていた斎藤は。 「……よくわかった、だが、あんたたちの調査で何も出なかったら、覚悟してもらうぞ? 警視庁は自衛隊に喧嘩を売っているんだ、あんたの首くらいじゃ収まらんぞ!」 桃馬は大きくタバコの煙を吐き出し。 「俺の勘は外れないんですよ、だから大人しく引っ込んでろ!」 「桃馬、あたしの前でタバコ吸うなって言ってんでしょ? まあいいや、始めるよ」
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