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旅客機の中にいる美月達は、気付いていなかった。
外で待機している隊員達だけがその現象を見た。
それは、旅客機を中心にだんだんと水の波紋が広がっていく。
旅客機には何の振動もない、あれば中にいるものが気付くだろう。
しかし、誰にも気付かれることなく、波紋は更に広がっていく。
中にいる美月は、水の波紋に気付くことは無かったが、ある違和感に気付く。
『妖気』それを感じることができる美月だからこそ気付けた。
自分たちのいる旅客機の真上に強力な妖気があることに。
それに気付いた美月はすぐさま。
「桃馬!すぐにみんなを外に出して!!」
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