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季節はクリスマスシーズン。
街はイルミネーションで彩られ、街を歩く人の多くはクリスマスの雰囲気に浮かれ始めている。
街を歩く者達の多くは若者でカップルで歩いているものが多いようだ。
ぐっと寒くなり、ニュースの天気予報では雪の予報もみつけることができるが、このクリスマス気分に浸りたい彼らにはそのようなことなど関係が無さそうである。
イルミネーションでキラキラと輝くメインのストリートを少し離れると、すぐに寂しさが目立つ通りなども数多く存在している。
クリスマスなど関係ないと言わんばかりの風景が広がっている。
点滅を繰り返す街頭、酒に溺れ横たわるもの、世界の闇の縮図のような場所も華やかな表の裏には確かに存在している。
光が苦手なものが集まりやすい。
それは、虫であったり、動物であったり、人間であったりする。
しかし、集まるのはこの世のものだけではなく。
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