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地界課のドアを蹴り開け、タナトスの机に向かう。
「終わったぞ!」
「ドアは手で開け!」
ハデスにまた殴られた。
「まぁ、ハデス。今に始まった訳じゃないんだし。セツナ、餓鬼退治ありがとう。もう帰っていいぞ」
いい年こいたおっさんの笑顔を見させられ、ちょっと寒気を覚えつつ、地界課を後にした。
廊下に出て取り敢えず叫ぶ。
「やっと終わった~!!」
「煩い」
殴られた。
誰だと振り返るとそこにはクロウトがいた。
「何でいるんだよ!」
「お前、何処だか分かってるか?」
見てみると人界課の前。
マジで…
セツナは札とクロウトを交互に見る。
「仕事は終わったらしいな」
「そう。終わったんだよ。もうないだろうな?」
「ないない。ほら、部屋に入れ」
クロウトはドアを蹴り開けた。
まぁ、人界課はこんなもんだ。
セツナはクロウトの後に続いた。
部屋に入ると見たことのある顔が二人。
「おい、あれ…」
「紹介しよう。天使のマリーと鬼のクヰだ」
クロウトが言うと二人がセツナの前に出てきた。
「また、会えたわね」
「オレ達セツナのお目付け役だからよろしく」
なんか、笑顔が眩しい二人。
というか…
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