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「何回言えば分かるんだ!!」
部屋中に怒声が木霊する。
同僚達は慣れているのか気にせず作業をしている。
「おい、セツナ。聞いてんのか?」
さっきから怒鳴っているのは課長のクロウト。
で、怒鳴られているのに耳クソを取っているのがセツナだ。
先日、人間界にて悪さをする死神を狩ったまではよかったのだが、場所が場所だっただけに人間に見つかってしまったのだ。
その記憶を消し回ったのがクロウトである。
と言っても何の話しかさっぱりだろう。
まず、彼らの説明からせねばならない。
彼らは人間以外を狩る死神。
そしてここはreserd(リザード)と言う組織である。
人事課、人界課、天界課、地界課と別れている。
彼らが働くのは人界課である。
人界課は人間界で過度に魂を狩りすぎた死神を取り締まっている。
と言う訳で人間には見つかってはいけないのが決まりだ。
「もう、いい。今日の処分は…」
「えっ!?処分あんの!!最近はなかったじゃん!」
「なかったじゃん!じゃねぇよ。懲りないお前のために貯めててやった」
クロウトは一枚の紙をセツナに渡した。
「何だ、これ?」
「お神からの依頼だ」
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