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話の件的に人間界に行けると思っていたセツナは溜め息を吐いた。
「まぁ、そんなに気を落とさずに。気分転換だと思ってサクッと行けばいいから」
こちらも人界課と同じように追い出された。
早々に片付けて来いと言うことだろう。
セツナはもう一度溜め息を吐いて天界に向かった。
天界。きらびやかで神と天使が住まう場所。
死神には少し眩しすぎる。
天界課じゃないんだし、尚更。
セツナはまた溜め息を吐き歩きだす。
堕天使を探せども白い羽の天使しかいない。
黒い羽、黒い羽…
あっ、いた!!
セツナは銃を構えて早々に撃つ。
ガゥウン!
堕天使達と一緒にいた天使が振り返った。
「何しやがる!!」
「うるせぇ!今、オレは機嫌が悪いんだよっ!!」
銃を乱射して堕天使を狩る。
「止めて!」
と天使が前に出たがセツナは気にせず撃ち続ける。
すると天使の胸を弾丸が貫通した。
「えっ?」
だが、消えない。
天使がそれに気をとられている内に堕天使を一掃した。
「はい、終了。お疲れ様~」
セツナは立ち去ろうとしたが、天使が止めにきた。
「ちょっ、説明してよ!今、私、撃たれたのに何もないの」
嫌そうにセツナは振り向いた。
「いいじゃん。消えてないんだし」
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