一話

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話の件的に人間界に行けると思っていたセツナは溜め息を吐いた。 「まぁ、そんなに気を落とさずに。気分転換だと思ってサクッと行けばいいから」 こちらも人界課と同じように追い出された。 早々に片付けて来いと言うことだろう。 セツナはもう一度溜め息を吐いて天界に向かった。 天界。きらびやかで神と天使が住まう場所。 死神には少し眩しすぎる。 天界課じゃないんだし、尚更。 セツナはまた溜め息を吐き歩きだす。 堕天使を探せども白い羽の天使しかいない。 黒い羽、黒い羽… あっ、いた!! セツナは銃を構えて早々に撃つ。 ガゥウン! 堕天使達と一緒にいた天使が振り返った。 「何しやがる!!」 「うるせぇ!今、オレは機嫌が悪いんだよっ!!」 銃を乱射して堕天使を狩る。 「止めて!」 と天使が前に出たがセツナは気にせず撃ち続ける。 すると天使の胸を弾丸が貫通した。 「えっ?」 だが、消えない。 天使がそれに気をとられている内に堕天使を一掃した。 「はい、終了。お疲れ様~」 セツナは立ち去ろうとしたが、天使が止めにきた。 「ちょっ、説明してよ!今、私、撃たれたのに何もないの」 嫌そうにセツナは振り向いた。 「いいじゃん。消えてないんだし」
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