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どうせ何を言っても無駄だと思い、セツナは追い出される前に部屋から出た。
「さて、地獄に行きますか」
地獄。鬼と輪廻するための霊魂が集う場所。
霊魂を清めるためといって変な道具がたくさんあってセツナはあまり好きではなかった。
でも、今は毛嫌いしてる場合ではない。
霊魂を喰らってる餓鬼はどこだ?と思っていると早速発見した。
堕天使の時と違ってラッキーだ。
早速、撃ちまくる。
すると、他の餓鬼が気付き襲いかかってきた。
やべっ、喰われる前に終わらせねぇと。
セツナは軽やかに避けながら銃を撃ちまくった。
これで終わりだと思って撃ったところには餓鬼はおらず、違う鬼が歩いていた。
「やべっ!」
セツナがぼやいたとき、その鬼はひょいと弾を交わした。
「危ないだろ。ちゃんと見て撃たないと」
「すまん、すまん。餓鬼がいると思ったんだけどなぁ」
「それでも死神かよ」
鬼が近付いてきた。
「まぁ、餓鬼退治おつかれ。ここらにはもうでないだろう」
ということは仕事が終わりというわけで…
セツナは踵を返し、今度は引き留められる前にダッシュで帰る。
「あれで人界課か…」
呆れたように鬼は消えた。
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