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理由なんて無かった。ただ、学校に入った。やりたいことはあったけど、それは夢で観ればいいと言われた。
昨日、学校を辞めた。先生には悪かったかも知れないけど、未練も何にもなかったから、一人の方が気楽だったから、学校を辞めた。
考えてみれば、俺は生まれてから、温もりを感じたことなどない。そりゃぁ、親に育てて貰ったが、一日中殆ど働いていて、一歳のころから幼稚園に居れられていたし、夜間幼稚園に泊まる日が何日も続いたりした。
だから、親の温もりなんてあって無いようなものだ。
この図太い神経は、そうして生まれたのだろう。
今まで生きていて、感情を持てた時間は、殆どなかった…。
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