自由になった!

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清少納言の、枕草子に、『あけぼの』と言う単語が出てくる。確か明け方の、山の稜線が、かすかに赤っぽく色気づくことを指していたはずだ。 まさに、今日が昇ろうとしている。 漆黒の闇に、徐々に紅の光が差し込む。 まさに俺は何もない田園の中に、居た。
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