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そのお葬式の時に、彼女の感情がプツンと切れた。
長男の嫁として、またお世話になった祖父のお葬式という事で、彼女なりに誠意を尽くし、献身的に働いた。
しかし、義母や義妹・義叔母等が当然の様に、殆ど動かなかった。彼女と手伝いに来ていた妹とが、てんてこ舞いで、まともに食事を取る事からもなく、働いたという。
そして、その事を夫に話ても、夫は具体的なアクションをとらなかった。
それもまた、彼女の不満を高めた。
そしてその事がきっかけで、彼女は夫への気持ちが、冷え切った事を自覚した。
それ以来、夫とのsexに、自らが応じる事はなく、殆ど犯される様に一方的に、夫の性欲の処理に甘んじていた。
彼女が、ソシアル系サイトに出入りし、僕の書いた物語に出会ったのは、それからしばらくしてから、であった。
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