無気力な天才のつまらない日常

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(くだらない・・・まったく、なんで僕みたいな人間が、こんなレベルの低い学校で馬鹿で低俗な連中に囲まれてアホみたいなテストをやらなきゃならないのか・・・本当にくだらない・・・) 期末テスト最後の科目である世界史のテストをわずか20分でやり終えた小林はそんなことを考えていた 眠たいわけでもなく、かといって見直しをする必要も無いので、いつものように思考の海へと飛び込んでいった 深く…深く… 気付くとテスト終了一分前だった そして、チャイムが鳴り、心地のよい時間はもう終わりだと告げられる。 周りは相変わらず騒がしい。 (あれは確か斎藤美雪とか言ったな…周りにいるのはその友達か?まあいい、僕には関係の無い話だ) そうこうしているうちに、担任がやってきた いつものように適当に聞き流す (またくだらない人生のくだらない一日が終わる)
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