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「小林君・・・か」
帰宅した沙希は、ベッドの上で一人呟いた。
「すごいなぁ~。この前のテスト、あんなに難しかったのに。よしっ、私も頑張らないとね!」
そう言うと、沙希はいつものように、部屋の真ん中にある机に勉強道具と、大好物のハチミツ黒酢入りのリンゴジュースを置いて、勉強を始めた。
「・・・えっと、xが4だから、yが2になって・・・・・・」
「頭がいいって聞いてたけど、こんな簡単な問題も解けねぇのかよ。情けねーなー」
沙希が勉強していると、急にどこかから声が聞こえてきた
「だ、誰?」
「天使」
「天使!?」
「おぅ、天使だ」
そこには天使と呼ぶには程遠い、さっぱりとした短い黒髪で、モデルのような体型をした美少年が立っていた
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