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咲「ここに妹様がいます」
咲夜が連れてきたのは地下の部屋の扉の前
地下室の扉は分厚い鉄製でできていた
リ「…地下にいくのは変だとは思っていたけど、まさか幽閉していたとは思わなかったわ」
咲「すみません」
リーザから微々たる殺気
いや、リーザからしたら微々たる殺気なのだが咲夜からしたら今までで一番の濃度の殺気を間近に受け、咄嗟に謝った
別の言葉に置き換えると、反射的に謝ってしまったということだ
リ「いいのよ、あなたのせいじゃないのでしょう?」
そういっても殺気はそのままだ
もしかしたらリーザは気づかないうちに殺気を出しているのかもしれない
リーザは片手を前に出した
そして手は扉につく前に阻まれた
レミリアの手によって
リ「どうしたの?」
レ「ビクッ……その殺気を抑えてからフランの所に行ってください」
咲「お嬢様?」
リーザはレミリアに言われてなんのことかわからない様子だ
しかし、突然‘あぁ!’と言った
咲夜やレミリアからしたら今まで黙ってたのにいきなり喋ったからビックリしたのだろう
体がビクッと震えた
リーザの体から出ている殺気で震えたのかもしれないが
リーザは殺気を消すと‘これでいいの?’といった顔でレミリアをみた
レミリアは微かに頷き、リーザの手を離す
そして、リーザの手はそのまま鉄製の扉に一直線に向かう
ガチャ
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