227人が本棚に入れています
本棚に追加
途端にギュッと腕を絡め取られ頭を肩に乗せられる。
(今日は甘えモードだな)
なんて考えてるとまた名前を呼ばれた。
「ハンギョン」
「はい。」
顔を覗き込みながら返事をするとその大きな目が見つめ返して来た。
しばらく見つめられていたが
「寝る」
というと体制はそのまま目を閉じてしまった。
(あれ?)
てっきり暇だから何かしろとか言われると思っていたが。
(さて、どうしたものか)
腕を捕らえられているから動けない。
触れているところから心地よい暖かさが伝わり眠気を誘う。
(そういえば…)
最近は忙しくてまともに寝れていなかった。
忙しすぎてあまり意識していなかったが。
「……」
となりで穏やかな寝息をたてる顔を見る。
(気を使ってくれたかな?)
最初のコメントを投稿しよう!