SJ小話集

小ネタ(ヒョクミン)

扉を開けて目に入ったその人は、いつもならもう少し余裕そうな笑みを浮かべているはずだった。

「おかえり、ヒョクチェ。」

ジョンス兄との仕事を終えてはやく休もうと自室のドアを開けると珍しい人が出迎えた。

「ソンミニ兄？」

少しだけ驚いたけれどすぐに荷物を置いて着替え始める。

「どうしたの？俺に用事？」

着替えながら声をかけると少しだけ間を置いて兄が答えた。

「…ヒョクチェって最近凄く格好良くなったよね。」

「はっ？」

てっきり何か貸してくれとかかと思ったら、唐突にそう言われて驚いた。