自覚

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ハルside 『おめでとう。』そう言ってアイツは笑った、だけど少しだけ寂しそうに見えたのは俺の錯覚だったのか…。 「……ル君」 「ハル君ってばッッ!!」 誰かが俺の名前を呼ぶ。 あぁ…そういえば昼休み屋上で川瀬さんとお昼食べてたんだっけ。 目の前には少し眉を吊り上げ口をヘの字にした川瀬 アミさん…つい最近彼女になった。 正直可愛い…ショートの髪も左目の下の泣き黒子も。 でも何故だろ…この心奥底に沈む塊は。 俺の心にのし掛かる重い塊は。
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