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家を出て数分後…
おれはいつもの公園でカツラをセットしてだて眼鏡をつける。いつもの習慣からか、手馴れた手つきで髪をセットし終え、再び学校を目指す。
曲がり角で同じ高校の制服を着た男子生徒と出会い、一緒に学校を目指して歩いていた。
「おっす。龍哉。ついに高校生だな。高校でもお互いがんばろうな。」
こいつは 山田 剛(ヤマダゴウ)。同じ中学から進学した友達で唯一おれが「Fifth Soul」の一員であることを知っている。
「なんだ。剛か。また同じ学校だな。これからもよろしく。また抜け出すときはうまく言いくるめておいてくれ。」
「分かってるよ。またサインやグッズよろしくな。妹が欲しがっているから。」
「あぁ。また言っておくよ。チケットは少し難しいがな。」
こうしておれたちは学校に着いた。
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