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秋は遊びに行き、母もギルドに出勤した後、コトハはリビングで本を読んでいた。
しかし、リビングのドアが開いた音を聞いてそっちに顔を向けた。
春「コトハ!俺、ダチの家に遊びに行ってくるから」
コトハ「いってらっしゃい」
春に言葉を返すと、あたしはまた本を読み始めた。
春「お前、夏休み中に遊ぶ友達とかいないのかよ?本ばっか読んでさ。お前の部屋ミニ図書室かっつーの」
コトハ「遊ぶ約束してないし、めんどくさい。ミニ図書室状態のは認める。だけど、これは透夜に借りた本」
透夜に借りた本を春に見せる。が、春は興味なさそうだ。
春「ふーん。仲いいのなお前ら。ほんじゃ、行ってくるわ」
コトハ「気をつけて行けよー」
玄関が開く音と、閉まる音が聞こえてきた。
コトハ「暇だな……マスターのとこにお茶だしに行くか」
読みかけの場所にしおりを挟んでから、本を閉じ立ち上がった。
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