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夏江「えと……部下って緋本?いや、でもこいつ魔法使えないんじゃ……」
どーゆーことと問いかけてくる夏江の視線がマスターに向けられる。
マスターは、え?何それ?知り合い?ってな顔だ。
あたしはというと……。
コトハ「って、待てぇぇぇい!!マスター、あんたあたしの事、部下だって言ったんかい!?」
マスター「コトハ、夏江君と知り合いだったの!?何で教えてくれなかったの!!部下だって言っちゃったわよ!」
コトハ「マスターこそ、客人が担任だなんて一言も言ってなかったじゃない!」
二人の罵声が飛びゆく中、夏江は二人のやりとりを唖然としてみていた。
ギルドマスターと落ちこぼれが怒鳴り合いをしてるとこなんて滅多に見られない。
訂正。普通は見れない。こんな光景が見れるのは多分ここだけだ。
夏江「あ、あのさ、説明して「だ・か・ら!あたしだって、知らなかったわよ!!」
夏江の声がコトハの罵声に邪魔されて消えてなくなった。
夏江「…………」
取り残された感じが拒めない夏江。むしろ、夏江がいることを忘れられてるようだ。
虚しさが心に吹き荒れ始めたとこで、二人の声が止んだ。
コトハ「じゃあ、今回の件は……」
マスター「しょうがなかったと言う事で」
どうやら、和解した様子。夏江が再び質問する。
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