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ニウ「ケイル、ニコベア、アサン様からゲーム機を取り上げろ」
ニコベア「もぉ~めんどくさいわねぇ」
ゲーム機を取り上げると、魔王は声を荒げた。
アサン「貴様!我からゲーム機を取り上げるとは、無礼だぞ!!」
アサンがゲーム機を取り返そうと手を伸ばすがニコベアはそれをさせない。
ケイル「お言葉ですがアサン様。今、この場にいる一同はアサン様の声を聴こうと待っていますよ」
緑色の髪を持つ、穏やかそうな少年が魔王を諭す。
魔人はその様子をひざまづきながら聞いていた。
アサン「うぬ?そうなのか?で、何を話せばよいのじゃ?」
ベル「アサン様の最近のご様子とこれからの方針についてでございます」
暗い空間に紫の髪をなびかせ、一歩前に出て質問に答えた。
アサン「ふむ。我の力は順調に戻ってきておる。しかし、これではまだ足りぬ!そこで、我は考えた」
アサンの言葉を静かに聴く。一息おいた彼の口から次に何が出てくるのか耳を傾ける。
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