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アサン「聖魔玉という、玉は太古に素晴らしいくらいの量の魔力で創られた、生粋の魔力玉。
手には入れば、強くなれることができると伝えられておる。
前のように封印されないためにも、強くならなければいけないからな」
ニウ「その聖魔玉は何処にあるのですか?」
アサン「知らぬ。だが、神殿や遺跡のどこかにあると聞いたことはある。もう、話はよいな」
いつの間に奪還したのであろうか、再びゲームに没頭する。
ニコベア「アサン様ぁ。それ面白いのぉ~?」
ゲーム機の画面を覗き込みながらアサンに聞く。
アサン「面白いぞ。勇者が魔王を倒すというゲームなんだがな」
ゲーム機のボタンを押す音だけが聞こえてくる。
いや、あんた魔王だよね?いくらゲームと言えど、勇者が魔王を倒すってあんたがあんたを倒してるようなものだよ?
自殺行為じゃない?
アサンを除くこの場にいるもの全員の考えがシンクロする。
しかし、思いが彼に伝わるわけでもなく、異常なまでに集中しているのを見て、ため息がたえなかった。
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