第一章

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春「朝から、うるせーよ。寝られねぇ」 不機嫌そうにリビングに入ってくる春。 コトハ「何言ってんのよ?。夏休み入ってからずっと昼頃に起きてきてるじゃない。充分寝てるでしょ?」 春「コトハも同じようなものだろ。人のこと言えねーよ」 コトハ「あたしは春より早く起きてるんですよ~だ」 春と言い争いをしてると、再び乱暴にドアを開けて秋が入ってきた。 コトハ「ドア壊さないでよ?」 椅子に座る秋の目の前に作った朝食を置く。 そういえば、夏合宿でエリカが壊したドアは結局放置したんだっけ。 春「俺の分の朝食は?」 ハムエッグをつついてる秋と向かい合わせになるように座る春。何故か母さんも春の隣に座った。 母さん「私の分もよろしく、コトハ」 コトハ「……自分で作りなさいよ」 母さん、あなた母親でしょう?普通は親が子にご飯作るよね?子が、親にご飯作るなんて滅多にないと思うよ?
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