始まり

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何か金属片のようなモノが無数に転がっている野原が広がる。 見渡せば所々に建物のようなものが見えるが、今はそんなことに興味はない。 その少年は、野原にただ一人たたずんでいた。 「ん~。もうちょっといるかなぁ~」 そう言いながら少年は慣れた手付きで近くに落ちている鉄屑を拾っていく。 「……よし。こんなもんかな」 納得したように少年は頷き、自分が住んでいる村へと歩き出した。
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