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少女の動きは素早くとても人間とは思えなかった
男も少女の攻撃を避けるのでやっとだった
少女は短槍を右・左と持ち替えながら男を狙い撃つ
「くっ…!」
男は少女と距離を置こうと後ろに下がったが、少女は男に短槍を投げつけた
「!!!!」
男はそれを避けようと少女から目を離した。だがそれはただの囮で
少女は男に飛び蹴りをした
まともにくらった男は仰向けに倒れた
そして少女は腰から短剣を抜き男にまたがり首に短剣を突き立てた
「…何故ここにいるっ!?」
少女は怒り気味に問いかけた
「俺はタザメンのルークと言う。国王の命令でスタールへ出掛けていた、その帰りこの森を横切ろうとしたところ、そこの2匹の山犬達に追いかけられた。」
「ここをどこか知っているか!?」
「先ほど山犬達に聞いた。本当にすまない。」
『ナギ、そいつの言っている事は本当みたいだ。はなれてやれ』
1匹の山犬が少女、ナギをなだめた
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