農家でスローライフは若者との出会いが無い

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は!? 私で食べてください?「で」?「で」ってなに!? 「すまん、話が読めない、帰ってくれ」 「そうよ、私で食べるんだから」 なんと再び聞きなじみの無い艶のある声、声の主はスーツを着ていて長い髪を青いリボンでまとめていてとてもおとなの匂いただよう女性だった。 「わたし餡子、さぁ私でた・べ・て」 なんということだ、この人も「で」だよ、今日はなんなんだ? 「お兄ちゃんは私がいいよね?」 足もとには小さな女の子、見た感じ小学生程だ。青い髪を左右で日本に結んでいる、いわゆるツインテというやつだろう、この辺にはおばちゃんしかいないのでひどく新鮮にかんじる。 「わたしの名前はねぇ、汁子。お兄ちゃんに食べてもらいに来たの」 私がついて無いだけでおそらくこの子も「で」だろう。 「餡子!!あなた何しに来たのよ」 「あんたこそなんで出てきたのよ!黙って帰りな!」
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