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「まず、此の世界が人間界ではないことは聞いたな?」
「あぁ」
俺はまだ信じきってはいなかったが、取り敢えず頷いた。
王様にこの口調はまずいか?
しかし、アインはそんな事は気にしていなかった。
「うむ、宜しい。此の世界はお主達人間の住む世界と似た因果関係を持つ世界、と言うこともか?」
俺は再び頷いた。
「では、此の世界の事を説明するかの。此の世界の名は『ラインフィア』。我ら竜族、獣人族、精霊族、妖人族、そして我らと敵対する魔族が住む世界じゃ」
アインは続ける。
「我ら竜族は強大なる力と心力を持ち、光に属する種族。
獣人族は卓越した身体能力と反射神経を持つ、野生の種族。
精霊族は自然と共に生き、自然と心を通わせる事で自然に力を借りることができる種族。
妖人族とは、お主達はエルフやドワーフと呼ぶ種族じゃ。精霊族と仲がよく、お互い助け合って生きておるのじゃ」
と、アインは種族の説明を続けた。
正直に言おう。何族があるかくらいしか覚えてねぇ。
あんたら(読者)は良いよな、読み返せば良いんだから。
俺達はそんな事出来ねぇんだよ!
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