エピローグ

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消えてしまう思い出に意味がないのではないかと 何度も色鉛筆で思い出を塗りなおしてしまう だけど、今雪が降った事実は決して消えることはない 私がいて 君が居た あのときのようにキラキラ輝いた奇跡の青春 いつまでも遠いどこかで降り積もることを祈り 痛いほど苦しい胸を抱き閉めながら 私は融け始めた雪の道を一歩ずつあるきだす また来年も雪が降るのだろう……と考えながら
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