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「え?」
今までお日様みたいな笑顔だった颯太君まで少し真顔だった
私は今ある目の前の光景と、二人の意見の冷たさが不思議でしょうがなかった
「なんで?1年に1回ならお仕事だって休めるだろうし
他のみんなも会いたいと思ってないの?」
私は思わず強気の口調で言ってしまった
「あぁぁぁぁ、でも全員揃わなくても……
1年に1回ぐらいなら」
佐和子ちゃんはその場の雰囲気をなだめるように言うも、あやねチンの言葉は冷たかった
「そうみんなに声かけて、何人集まると思う?
1年に一回休める?
ソレが実際何人の社会人が出来ると思うの?
みんなそれぞれ違う道歩んでんだ。家庭の事情でこれないヤツもいる。現に私的なことでチィの結婚式来なかったヤツが言う台詞じゃないね」
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