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私はあやねチンのどこか見放した冷たい考えに腹が立った
どうして、みんなと会えないのか、会うことが罪のようなあやねチンの考えを理解することが出来なかった
「あやねチンはみんなに会いたくないの?」
「会いたくない、なんて言ってない。それが無理だって言ってるだけ」
「あ、あやねチン……」
私達の会話に佐和子ちゃんがたじろぐ
「もう、その辺にしとけよ」
颯太君の口調もどこか冷たげだった
「別にアタシだって会いたくない、なんて言ってないよ
ただ、今まで連絡もせずに勝手に外国行って帰ってきたらみんなに会いたいって都合よすぎるでしょ?
今日だってどれだけみんなが予定つめたと思ってるの?」
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