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あやねチンは誰とも目を合わせようとはしなかった
けど、小刻みに首を縦に振っているのがわかった
「よし、それじゃ俺らは帰るか!」
今ままでの濁った空気を打ち消すように颯太君は意気揚々と片付け始める
「あぁぁ。いいよ、そのままで。わたし後でやるから」
この気まずい雰囲気を作ったのは自分だし
折角きてもらったのに申し訳ない
「そうか?悪いな」
というと、私の頭にそっと手を置いた
うん、今ので俄然やる気出てきた!
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