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道端で泣き出すなんて……
20歳過ぎたむすめのすることではない
醜態だと思ってはいたがあふれ出す涙を抑えることはできなかった
「あはは。そんなに泣いてくれたら、わ、私が泣けないよぉ?」
みんなが家に着いたときから腑に落ちないところはあった
颯太君は佐和子ちゃんが家に上がってから最後に入ってきたこと
応接室では佐和子ちゃんの隣に座らず間に私がいたし
二人の会話はかみ合ってなかった
それに……
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