梶原恭平

9/10
前へ
/81ページ
次へ
ようするにイケメンは得するという事だ。 では、イケメンのチヤホヤされる所なんぞ見たくないので次の人の自己紹介を見るか。 「は~い、では三番の人おねがぁ~い♪」 ママに番号を呼ばれた男は静かに席を立ち、ゆっくりとした口調で話し始めた。 「山登中出身、宇都宮 丸秘。 ただの人間には興味ありません。このなかに宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、僕のところに来なさい。以上。」 ………だから著作権言っとるでしょーが!!!! なんで、ハ○ヒネタ使ってんだよ作者!!!! ……そして、周りのクラスメイトが呆然としていた事は言うまでもない。 「はい、私もハル○好きよ~ん。では、4番の方お願いしま~す♪」 そう言ってママが気持ち悪いウィンクで俺に合図を送った。 しかし、俺はすぐに席を立てなかった。 なぜなら………自分の自己紹介を結局考えていなかったからだ。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加