なんもない日常

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なんもない日常

台所の方で何やらガタガタ聞こえる…どうやら誰か起きたらしい…きっと母が朝ご飯や弁当でも作りはじめたのだろう…… 朝はいつも食欲がない…朝ご飯なんて食べたのいったい何年前だろ?味噌汁のにおいが気持ち悪い(-д-) 今時チョイ珍しいマニュアル車に乗ってさっさと出勤 まだ早いせいか混雑もなく途中でタバコを買ってあっさり到着……… 暇だ………… 「あぁーねみぃ~ふぁーー」 なんで職場にくると眠くなるのだろう?まったくもって不思議なことだ 買ったばかりのタバコを開け火をつけて座席を倒す………眠い……… コンコン!! 窓を叩く音に少し驚き顔をあげた こんな早くに来る奴なんて普段誰も居ない 『おはよ!早いなぁ~』 ふたつ上の職場の先輩・高橋だった 「おはよ~ございま~ふぅ~」 思いっきりあくびとかぶった(__;) 『だいぶ眠そうだな(笑)』 はい寝れませんでしたから……… 「寝起きすぐきたんで(笑)」 軽くごまかす……… 『寝てないんだろ?顔に書いてあんぞ(笑)』 バレバレ………それもそうか………すっげぇくまだし……… 「バレました?なんか寝れなくって(笑)」 寝れないもんは寝れないんだよ………ったく 『お前大丈夫かぁ?いつも寝てないんだろ?病院とかいかないのか?』 うざっ……… 「なんかめんどいんで…病院とか嫌いだし」 行くか…バカ… 『まぁームリすんなよ♪体壊す前に行っとけよ』 「はぁーぃ」 そう言って高橋は去って行った………… 「あぁーうぜっ」 何もかもがめんどくさい
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