27人が本棚に入れています
本棚に追加
少し開いた襖から見えたのは、白い肌に華奢な体。
崩れた着物から出たその細い肩には、少し汗が滲んでいる。
小さな明かりに照らされた肌は、異様なまでに綺麗だ。
『ほら、こっち向いて。』
総司の声に絆されて、彼女はこちらを向いた。
日頃は男装しているせいもあって、特に気にしたこともなかったが…
今の彼女は明らかに【女】の顔をしていた。
潤んだ瞳に火照った体…
何より…
『あぁっ!!』
そんな声など聞いたことがない。
『まだだよ。』
『は…い…』
総司の声に少し苦しそうに答える声。
『まだ、これじゃ足りないよ。』
『やぁっ…』
総司の背中越しに見えた白くて細い足。
その足が小刻みに震えている。
『沖田さん…もう…』
彼女の切な気な声を聞いて、
『仕方ないなぁ。』
総司の体が勢いをつけて動いた。
最初のコメントを投稿しよう!