~桜華乱舞~斎藤一編

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少し開いた襖から見えたのは、白い肌に華奢な体。 崩れた着物から出たその細い肩には、少し汗が滲んでいる。 小さな明かりに照らされた肌は、異様なまでに綺麗だ。 『ほら、こっち向いて。』 総司の声に絆されて、彼女はこちらを向いた。 日頃は男装しているせいもあって、特に気にしたこともなかったが… 今の彼女は明らかに【女】の顔をしていた。 潤んだ瞳に火照った体… 何より… 『あぁっ!!』 そんな声など聞いたことがない。 『まだだよ。』 『は…い…』 総司の声に少し苦しそうに答える声。 『まだ、これじゃ足りないよ。』 『やぁっ…』 総司の背中越しに見えた白くて細い足。 その足が小刻みに震えている。 『沖田さん…もう…』 彼女の切な気な声を聞いて、 『仕方ないなぁ。』 総司の体が勢いをつけて動いた。
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