0人が本棚に入れています
本棚に追加
オレはロストの顎を掴むと無理矢理口付け舌を入れて絡ませた。
「んッ!ん…ふぁ、ちょっナイ…ト、やめッ!」
制止の声なんて聞いてやらない。息さえ出来ない様に深く深く口付けた。クチュクチュと卑猥な音だけが部屋に響く。
苦しくなったのか、ロストはオレの背中をバシバシ叩く。名残惜しいが仕方なく唇を離した。ロストは乱れた息を整えようとする。頬は赤く色付いていた。呑みきれなかった唾液が顎を伝う。
「なん、で…?」
「何で…だって?人の気持ちも知らない癖に、無神経にも可愛い事ばっかり言いやがってッ!!」
「かわ…ッ!?」
「オレがどれだけ頑張って抑えたか分るか!?」
ロストが慌てて否定する。
「んなッ!俺はそんなつもりで言ったんじゃない!」
「あぁ、分ってるさ!アンタは鈍いからな。自分が言った事がどれだけオレを欲情させたか知らないだろう?」
「~~~知るかッ!」
ロストは瞳をうるわせ顔を真っ赤にさせながら怒鳴った。そんな顔でさえ可愛く見える。
「責任は取って貰うからな。」
「ふざけるなッ!」
飛んで来た拳を受け止め、再びソファへ押し倒した。
最初のコメントを投稿しよう!