寝顔

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あなたの寝顔がすきだった 眠ってる間 ずーと、あなたをみつめてた 幸せだった 眠ってるあなたは 今、あたしだけのもの 何処へも行ったりなんかしない あたしのそばにいてくれる 安心していられる だけど、一旦、目をさますと いたずらなあなたは あたしの目の届かぬところに行ってしまう 毎日毎日、不安で不安でしかたがなかった いつか 行ったきりで 帰ってこないのでは…と いつも泣いてばかりいた だけど あなたは必ず帰って来てくれた 泣き虫なあたしの元へ なのに、なのに あたしはあなたを待ちきれなくて 目の前の幸せに 飛びこんでしまった あなたの本当の気持ち 聞かないままに… 気付かないままに… そして 今、あの日あの時の あなたの想い聞かされて あの日より もっと、もっと あなたヘの想いがふくらんでる もう、戻れないとわかっているのに…
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